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『国家の品格』

国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書)
(2005/11)
藤原 正彦

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この本はベストセラーになったそうです。
そして、ナショナリズムではなくパトリオティズムという言葉で祖国愛を肯定しています。
右傾的思想への警戒感から、こういった本を胡散臭がる人も多いと思います。
その懸念や不快感も分かりますが、書かれている内容に私は共感できました。
日本人の持つ”品格”、いや持っていた”品格”は、世界に類を見ないという意見もその通りだと思う。

残念なのは、書かれていることに共感できる人は、過去の「品格ある時代」を知っている人だということです。
次世代を担う人に伝わるのか?という懸念が大きくあります。

「論理」だけでは世界は破綻する。という章があります。
またNHK大河ドラマで、有名にもなった会津藩「什の掟」も引用されています。
「ならぬことはならぬものです」重要なことは、押し付けよと書いています。
時代い遅れの教え方のように聞こえるかと思います。
また、この方法の弊害もあるとは思いますが、個人的には共感を持ちます。

私自身は、エンジニアリング関係の仕事を組織でやっているので、
論理的思考、ロジカルシンキング、理論的説明、目的志向などが業務を進めていく中心軸になっています。
部下や若手を指導する上でも、なぜそうなのかをしっかり理解させなさいと言われる。
でも、論理的に説明できる上司や先輩などそうはいないし、人によって解釈も違います。
「ならぬことはならぬものです」は、言いすぎかもしれませんが、
「俺の言うとおりにしてみろ!」みたいな指導が欠落していています。
みんな指導側も指導される側も理由を求めているような気がします。
リスクを取って、指導することができていない昨今です。

著者のいう、美しい日本人の品格を失わないために、個人の品格が問われています。
自己責任とか、当事者意識とかそんなものにも繋がっていくように思います。

日々の暮らしの中で、「品格」を意識してみましょうかね。

先ずは、夫としての品格を上げよう!

おわり

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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