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「自分」で考える技術

「自分」で考える技術「自分」で考える技術
(2014/04/12)
鷲田 小彌太

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2014年の45冊目です。
本のタイトルの「自分で考える」というフレーズと「技術」というフレーズが目を引きました。
最近、職場に配属されてくる若手社員の「考えてます?」と言いたくなるような言動を見ながら、どうすることもできず、
不思議なことだと嘆かわしくなる己に嘆き、己自身の考える力の不足を自認せざる負えない状況です。

そんな問題意識を潜在的に持っていたせいでしょうが、本屋で平積みされてるこの本のタイトルが目に入りました。
カバー自体が真っ赤だったので目に入ってきたのは、むしろそのせいかもしれません。

購入した目的は、この本から少しでも”考える力向上”に結び付くヒントを拾えないかということです。

読み始めは、結構小難しい本だと感じました。
著者は「鷲田小彌太」という哲学者の方で、これ以前にもたくさんの著作があります。
本書も1993年に発売され重版を課されていたものを、再編集し今年新版として出版されたものです。
今まで、著者も本も全く知りませんでした。全く、モノを知らん奴だと思います。

深く考えるとは、演繹法がオーソドックスな思考方法といわれています。
ちっぽけな原理から、世界の森羅万象をひも解くといった感じでしょうか。

また、考える=思考する力は、書く力であると書かれています。
頭の中でふわふわしている考えは、書くことで初めて形になり表出する。
書く力が無ければ、思考は成立しないという主旨ですが、全く持って同感いたしますね。
言葉による思考の表し方もありますが、書くことには及ばないとしています。それも分かるような気がします。

確かに話し言葉で思考を伝えようとしていると、しばしば、自分が言いたかった結論はなんだたっけ?
と分からなくなることがあります。思考を”話すこと”が阻害していると感じることがあります。

精緻に論理的に自分の思考を伝えるには、「書く」ことが最適ということですね。
しかも、文章を推敲をすることでその思考は磨かれていくのだと思います。

本書には、著者のたくさんの考え方=思考が、文章として表現されています。
一見難解な印象を受けましたが、久しぶりに脳細胞をかなり稼働させて理解に挑みましたので読みごたえがありました。

やはり、書くことはやめれないですね。


内容は、
「思考の技術~基礎編」
・自分で考える時代が始まっている
・情報時代は、考える人間を作る
・教養ー普遍知ーの時代が始まった
・モラトリアムの時代を歓迎
・「アート」から「テクノロジー」へ
 (ここでは、著者が”考える”ことは、天才の行うアートではなく、誰もが身に付けれる技術だと述べています。)
「指呼の技術~応用編」
・考えるための読書術
・話すと書くとは大違い (ここで、書くことが思考の最短コースと言ってます)
・書く技術
・マニュアルで考える
・飛んで考える
といった構成でした。

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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