FC2ブログ

「情」と「理」 話し方の法則



2015年の24冊目です。

著者の岩田松雄さんは、スターバックスコーヒージャパンの元CEO、ザ・ボディーショップの元社長さんです。
経歴からは、スマートはコミュニケーションスタイルについて語られているのかなと想像してしまいました。

しかし以外にも、いいリーダー、いいコミュニケーションには「情」と「理」の二つが必要だと説かれています。
「情」とは、話す人の人間性。
「理」とは、相手にわかりやすい伝え方です。
この2つを兼ね備えて初めてリーダーとしての仕事がきちんとでき、いいコミュニケーションがとれ、
人間関係と仕事が上手くいくと書いています。

先ずは、「to do good」ではなく「to be good」になれ!
It is much more important how to be good rather than how to do good.
経済学者ケインズの言葉を基にしたものです。
”いかになすか”より、”いかにあるか”ということのほうが大事であると。
「理」だけでも「情」だけでも上手くいかない。
これらをバランス良く保って事をなすには、「徳」を身に着けていかなくてはだめという主旨だと読み取りました。

陽明学者の安岡正篤氏は、才より徳が勝る人を「君子」、徳より才が勝る人を「小人」として、
前者の代表例を西郷隆盛、後者の代表例として勝海舟を挙げています。
どちらも後世に名を残した偉人ゆえに、どちらかが突出していたんだと思います。
私たち凡人には、そんな高いレベルでのバランスは必要ないですが、
日常のコミュニケーションは、やはり、「何」を話すかより「誰」が話すかで決まると思うので、
「徳」を高める生き方に向き合っていくべきかと感じました。

徳を身に着ける一つの行動として、挨拶を取り上げています。
相手との信頼関係を築くには、「いつもあなたを見てますよ」というメッセージが大切。
それは、人には必ず「承認欲求」があるからです。
「相手への承認」を表す一番の方法は、「あなたのことを気にしています。ちゃんと見ています」という
メッセージを言葉にした”挨拶”がとても重要です。「おはよう」「ありがとう」「お先に失礼します」といった言葉が
自然に掛けれるようにしたいものです。
「挨拶」は、もともと禅宗の言葉で、「挨」は押す。「拶」は迫るの意で、修行者が互いの修行の成果を質問し合うことによって、
悟りや知識、見識などの度合いを、確認する行為を示していたとのことです。
深い意味をしっかり知ってから「挨拶」から徳を積んでいきたいと思います。

「何」をやるのではなく、「何故」やるのか。自分たちのミッションは何なのかを理解できていれば、
「何」をすべきかをいちいち指示し決めなくても組織は最高の結果を生み出すことができる。
本質において一致するミッションをが共有できて、お互いに信頼し合えれば、細かなルール何で必要ない。
時々の状況に応じて自分で判断して行動する自由が与えられます。
スターバックスのシナモンロールが食べたいという心臓病の女子高校生の願いを内規に外れても実現した
社員の話が紹介されていました。スターバックスがお客様に対してどうありたいかという
ミッション(何故を理解)を理解し、自分で判断して行動した事例です。

おわり

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター