FC2ブログ

『ふがいない僕は空を見た』


2016年、53冊目です。

読み始めた時は、若い人の今様のSEXに対する軽量な考え方で書かれていて、
私のような年配者の心情に寄り添ってくる言葉や心に問いかけてくるものを感じられませんでした。
しかし、最後の「花粉・受粉」の話まで読み進んでいくうちに、
少しづつ心に少しの時間留まる文節や、考えさせられるシーンや想像力を起動する文章が出てきて、
最後には、何かしら言いようのない”私の心の満たされないところ”に
寄り添ってくる感触を得るに至り、読了しました。
巻末の解説文を読んで、それが何なのかがはっきりするのです。
それは、私が抱える「やっかいなもの」なのです。
誰にも話すことができない、心の中にあるもの。
それは灰色掛かった煙幕の中に、確かに蠢く”恐ろしいもの”や、
”氷のように怜悧なもの”であり、決して温もりを持たない。
また”真新しい薄紙のエッジが引き起こす痛み”のようでもある。
捨て去ろうとしても決して心の中から無くすことができなくて、
今日まで、自分が養い続けた「やっかいなもの」です。
それを捨て去ることは、誰にもできない。
ただただ、ともに息苦しく感じながらも、
生きていくしかないということ。
この本は、すべての文書を使って、それを伝えているのではないだろうか?

(2016年53冊目)

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

『会話のしくじり』



言葉の誤用によるしくじりは、年長者である自分も気をつけるべきだし、
後輩への指導ができるくらい、正確な理解をしておきたいと思い読んでみました。

「流れに竿をさす」これは、ネガティブなイメージで理解し、使っているかもしれない。
本来は、ポジティブに物事が加速して進む時に使われるようですが、たぶん、ほとんど誤用していると思います。

「煮詰まる」も、誤用はしばしば聞きます。ちょうど今朝も、Meetingで、入社10年目社員が、
「この話し合いも煮詰まってきたので、Meetingの最初の狙いに立ち戻てディスカッションしたい」と話していました。
議論が尽くされたという意味では使っておらず、話がデッドロックしてしまったというネガティブなイメージで使っていました。
一応、Meeting終了後、本人に誤用しているよと話しておきました。

「役不足」も、若いころは、誤って理解していました。
「その役職は、私には役不足です」と謙遜した誤用が多くなっているとのことです。
本来は、自分の技量からすれば、この役は、低すぎるという不満を表現するものですが、
とっさの時に、謙遜的に使ってしまいそうな言葉ですね。
相手も正しく受け取るかどうかわからない言葉は、重要な会話の中では避けたほうがいいかもしれません。

「枯れ木も山の賑わい」という言葉も、誤用されやすい言葉ですが、
普段あまり会話の中では、出てこないような気がします。
それだけに、いざという時に用いると不適切な状況で使ってしまうのかもしれません。
相手を高めたり、気持ちよくする意味ではなく、バカにしたり、蔑んだり、貶める意味がある言葉です。
相手を「枯れ木」というのは、人格を否定しているということなのですね。

これらの昔からある言葉の理解の間違いに加え、最近の若者の使っている
言葉の意味に変化があることも、改めて確認しました。というか、
なんかつまらない感じもするけど。「ヤバイ」は肯定の意味。
「微妙」は、否定の意味。と受け取るのは、大人のたしなみとのこと。

言葉や会話のしくじりは、普通はそんなにないと思います。
しくじり癖のある人は、どうしても治らない?森元首相とか、、、。
年長者として、「あの人間違った使い方してるね」と笑われないような
常識的な使い方は、心得ておきたいと改めて思う次第でした。

(2016年、49冊目)

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

職場を幸せにするメガネ 〜アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント〜


ほんとかな?と思える部分もあるね。
アドラー心理学が流行っている時期だけに、
勘ぐってしまうのは、考えすぎでしょうか?
アドラー心理学の根底は、なんだったけ?
自分の課題と「他人の課題」を切りわけ、「他人の課題」に干渉しない生き方を基本に置いていたと思う。
(嫌われる勇気を読んで)
この概念が幸せな職場を作るものに繋がるのか?と最初に感じてしまいました。
アドアー心理学の複雑さは、他者の課題に干渉しないとしながらも、
一方で、「相手に勇気を与える」ことの重要さも説いています。
相手に何が課題であるかを示し、それを実行するかどうかは相手の課題であって、
自分ではコントロールできないが、その課題に踏み込むために、
相手を勇気づけることが自分のするべきことだというわけです。
言い換えれば、相手をエンカレッジするということです。
確かにこの考えは、人間関係が基本である会社組織では、受け入れられる考え方だと思います。
仲間や部下をエンカレッジできる助言や指導を組織運営の柱にするということだろうと感じました。

(2016年、46冊目)

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

夫に死んでほしい妻たち


こんな現実をいくつも並べられると、怖い。読了した後、
家内に、必ず先に死にますからといってしまいました。

男は、女のひとのおかげで社会の一員として生きていけると感じます。
肝に銘じていきましょう。

(2016年45冊目)

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

『生身の暴力論』



2016年、18冊目です。

年始から読み始めて、半分ぐらい読んで放っていたのを、
一気に読み飛ばしながら読了しました。
昨今の世の中が暴力に満ちているという感覚が私にもあったので、
リサイクル本コーナーにあったこのタイトルの新書を手に取りました。
本のサブタイトルは、『世の中には「本当にやる」人間がいる』です。
暴力が、社会のあらゆる領域に浸潤していく満たされていく感を強く持ちました。
事件、犯罪としてマスコミに取り上げられるだけでなく、
SNS世界でも「喧嘩凸」などの動画が多数みられる世情です。
身近に”暴力”という人の負の内面が感化される環境が出来上がっているようにも思います。
「覚悟」を持たなければ、この暴力的時代を、生きていけないというのが著者の真意です。
逃げるにしても立ち向かうにしても、「覚悟」はいるし、それは、「生きる」ことと同義のようにも思います。

追記
近年は、”暴力”の解釈範囲が広がってきて、例えば言葉の暴力といういい方もします。
”言葉がり”みたな偏狭な考えて、結びつかなければいいのだが、、。

おわり

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター