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『いまを生きるための教室 死を想え』

いまを生きるための教室  死を想え (角川文庫)  いまを生きるための教室 死を想え (角川文庫)
  (2012/04/25)
  池田 晶子、養老 孟司 他

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本のタイトルに”死を想え”と書いてあった。
これを見たとき「ハイデッガーの実存主義」を一瞬、思い出しました。

しかし、読んでみると各分野の識者が、中学生ぐらいを想定して書いている内容だと感じました。
学校の授業の学科に分野分けして、各界の第一人者が文章を載せています。
10年前に出版されていたものが、文庫本として再出版されたものです。

国語は島田雅彦。理科は養老孟司。社会は宮城まり子。道徳は池田晶子 等々でした。

国語の授業で心に残ったのは、言葉と似ているものとして”お金”を引き合いにしているところでした。

「お金も言葉もその人間の本性を隠してしまうものだ。
     悪人もお金の力や言葉の魔術で善人に化けられる。
        だからお金や言葉に騙されてはならない。」

私にはお金がないから、これで本性が隠せるはずがないが、
言葉は、自分の本性を伝えるためでなく本性を隠すために使っていると自覚せざるえないですね。
自分を偽るための言葉を使うのはやめたいと改めて思いました。 

また、キリスト教を日本に伝えたザビエルは、アンジロウと呼ばれた日本人が、
片言のポルトガル語で”情熱”を持って日本に来ることを願ったことで、日本にやって来たと初めて知りました。


池田晶子の道徳は、”哲学的”でした。

生と死を考えてみようと書かれている。

”死とは”精神と肉体がともになくなり”無”になることなのか?
確実なのは、自分がいて、”いることの不思議”を考えていることだ。
考えていることだけが、不思議を生きる力になる。
というのは、やはり哲学的だと感じます。

読了後、中学生の子供に読ませようと思っていますが、まだ実現できていません。

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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