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『「自己啓発病」社会』

「自己啓発病」社会(祥伝社新書263)   「自己啓発病」社会(祥伝社新書263)
   (2012/02/02)
   宮崎 学

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著者のプロフィールを見ると、
どんな過激なことが書いてあるのかという気持ちで読み始めました。
タイトルから、現在の自己啓発に取り組んでいる若者に対し、
”もっと有効な”自己啓発方法を提案しているかあるいは、
別の人生観か価値観を提起している内容ではと想像して読み始めました。

話の主題はスマイルズの「自助論」という本の本来の解釈と、
その解釈を間違っている人への批判を経て、相互扶助的な自助社会を提起している。

しかしながら、この本に、こう生きていくべきという結論はないと思いました。
主軸になっているスマイルズの自助論にも限界があると言っています。

ここ10数年の自己啓発ブームは、
スマイルズの自助論を誤って理解した者たちによって、後押しされてきた。
小泉元首相や竹中平蔵を名指しで批判しています。
「努力しない者は、報われない」と自助論に書いてあると彼らは言っていた。
「弱いものは切り捨てられる」のだと。同様に勝間勝代もバッサリ切られています。
スマイルズは「自助は成功のためではない」と書いているが
勝間らは、「人に頼ってはいけない」「楽をする前に汗をかけ」と
スマイルズか否定している成功競争をあおったと書いている。

結局のところ、著者の言いたい自助とは、
相互扶助的な自助ということなのだが、私にはそれがどんなものか想像できない。
少なくとも、周りに踊らされて”自己啓発”するのはやめ、
自らの責任ある判断で取組む取組まないを決める必要があるということは
リマインドできました。

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

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トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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