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「職場のメンタルヘルス」を強化する―――ストレスに強い組織をつくり、競争優位を目指す


2016年、28冊目です。

従来のメンタルヘルス対策を「事後配慮型」と呼び、その対応に組織として対応する為に費やす時間や費用を「コスト」と解釈し、
一方今後は「予防配慮型」や「予防成長型」といった「予防のメンタルヘルス」が、重要な経営的課題だと述べています。
職場でのメンタルヘルスを未然に防止し、かつ健全にストレスを糧に成長していける職場を作るべきで、
それに掛るものを「投資」と呼んでいます。
ストレスは適切な範囲であれば、人の能力を伸ばし、高いパフォーマンスを発揮させる重要な存在だという
「ヤーキンズ・ドットソン」の法則を紹介しています。
その人が成長でき、パフォーマンスを最大化できるストレスコントロールが最重要ということです。
労働時間を削減してもメンタルヘルス疾患は減らないことも事実の様です。

また、メンタル疾患により仕事を休職してた後、元の仕事が出来なければ、
過剰な配慮をせず回復するまで、治療のため休むことを継続してもらう対応は、
合理的な考え方だとも書かれています。これは、組織運営側の立場を反映している面もありますが、
過剰な事後配慮を重ねると周りの人を含めて、職場に大きな歪が生じてしまうという理屈も経験的によく理解できます。
職場で予防的な動きはあるものの、多くのケースが「事後配慮型」になっているのが現状です。
担当業務の教育にも、「予防成長型」のアプローチを取り入れたいと感じました。

おわり

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『二人が睦まじくいるためには』


2016年、8冊目です。

詩集は、いいね。
中学生から高校生の頃、詩を書いていたことがある。
結構書いたと思うが、あのノートはどこにいったのかな?
吉野弘の「祝婚歌」は、とても素晴らしい。
慈しみに似た想いが、二人の将来に注がれている素晴らしい作品ですね。
これから人生を一緒に歩み始める二人にも、
今までずっと一緒に人生を歩んできた二人にも、
贈ることができる詩だと思います。

もう一つ気に入ったのは「生命は」の詩の一節です。
 
 世界はたぶん
 他者の総和
 しかし
 互いに
 欠如を満たすなどとは
 知りもせず
 知らされずもせず
 ばらまかれている者同士
 無関心でいられる間柄 
 ときに
 うとましく思うことさえも許されている間柄
 そのように
 世界がゆるやかに構成されているのは
 なぜ?

自分と他者によってこの世界は構成されている。
それはなぜなのか?
他者への寛容も、求められていることの一つだと思うが、
それさえも、何故なのか?永久に続く問いですね。

おわり

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『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』


2016年、6冊目です。
ビジネス書の仕事への反映を目的にした読書の仕方が筆者の経験を基に紹介されています。

広く一般的な「読書」を対象にしているわけではありません。
改めて、認識できたことは、読書によって得た知識を「抽象化」できなければ、
ただの「物知り」に過ぎないという考え方には、大いに共感できました。
また本の読み方として、本を未完成の作品との認識で、
ノートだと思ってどんどん書き込みながら読むという考え方も賛同できます。
私も小説や詩集以外の本は、4色ボールペンで線を引きながら読むようにしています。
こうすることで、読了後の本の内容確認のが楽になります。
本棚は「思考の補助ツール」という考え方も、
本棚は「外部化された脳」という考え方も、とても共感できる。
私自身の人生の中で、50歳前後のある時期に、大きな書店に入ると
そこにある書籍の持っている知識と自分が繋がったような感覚があり、
凄く心地よかった経験があります。
俗っぽくいえば「頭がよくなった気がする」ということですが、
その感覚が新たな読書への意欲を引き起こしていたと思います。

おわり

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『はじまりの記憶』

はじまりの記憶 (講談社文庫)   はじまりの記憶 (講談社文庫)
   (2002/08)
   柳田 邦男、伊勢 英子 他

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リサイクル店で、この本を手にしました。
柳田邦男さんのノンフィクション作品は、何冊か読んで面白さんを感じていました。
著者名に彼の名前があったので手に取りました。

ぱらっとページを捲ってみたら、
とてもきれいな色で文字が印刷されていました。
柳田邦男さんと伊勢英子さんが交互に文章を載せているのですが、
柳田さんの文章は薄い茶色で、伊勢さん文章は薄い藍色で印刷してありました。
その淡い色合いが、”はじまりの記憶”という何処となく
儚い感じのタイトルを反映している印象を受けました。

内容は、お二人の感性の原体験です。

それにしても、少年少女時代に経験した情景やその時の感情をつぶさに表現されていて、
その記憶力?(あるい感知力)は凄いなと感心します。

この作品を読む前まで、伊勢英子さんが、
”いせひでこ”という絵本作家さんと気がつきませんでした。
「おおきな木のような人」や「ルリュールおじさん」などの絵本を読んだことがあります。
(家人が、絵本の読み聞かせをしているので。)

柳田さんは、大人も(大人が読むに適う)絵本を読むべきと言われています。
失った感性を取り戻し、持っておくべき価値観を確認する大切さを
言われているのだと思います。

今度、書店に行かれた時、絵本コーナーに足を運んでみてはどうでしょう。


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トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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