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『ネコはなぜ生きる』

ネコはなぜ生きるネコはなぜ生きる
(2002/06)
ディーン リップルウッド

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ネコとキツネが登場するこの本は、著者の前著「バターはどこへ溶けた?」と、
基本的な構成やコンセプトは同じようです。

ただ、今回は、さすがに強い共感を感じることができなかったし、
メッセージ性もあまり強く感じませんでした。

パターンが同じというせいでもありますが、
ネコやキツネたちの言動から、自分にとっての幸せは、
何かを気づかせようとしていると思いますが、私の感性では感知しきれませんでした。

幸せという状態は、どんな状態だったか?
過去を振り返って考えてみると、それは自分が何か行動して得たものだったはず。
幸せのため、勇気を持って一歩を踏み出そう。行動しよう!
これが、最終的なメッセージだと思います。

自分が幸せか不幸か?と問うのはなぜか?
不幸であれば、幸せになりたいと願い、
幸せであれば、それが続くように願う。

どちらにしても、日々「行動」し続けなくては成し遂げられない。
些細な日々の習慣もそうだろうと思う。

「あいさつ」していたのに、だんだんしなくなったりすると、
幸せも続かないのかもしれない。

最後まで、掴み切れない感想でした。

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ジャンル : 本・雑誌

『人を励ますのが苦手な人のための50の簡単な方法』

人を励ますのが苦手な人のための50の簡単な方法   人を励ますのが苦手な人のための50の簡単な方法
   (2009/09/03)
   C・E・ローリンズ

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最近、自分チームメンバーや部内の若手社員を”励ます”エネルギーが、
少なくなっているなと思っているところでした。
周りの人を元気づけて、仕事や生活のモチベーションを上げてもらうことが、
私にできるささやかなことの一つだと思っています。

しかし、自分なりに周りにいろんな励ましの言葉を掛けたり行動をしているつもりですが、
なかなかリアクションとして返ってこなくて、少々、不安にも感じています。

自分が普段やっている”励ましとは”違う視点の”励まし”がないか?という気持ちで読んでみました。

周りをあまり励ましたことが無い方も、いつも励ましている方も、
”励まし”の引出をたくさんつくる意味でも読んでみるといいと思います。

励ましの要素として欠かせない2つの要素
  現在よりも良い未来が開けるという希望を抱かせること
  期待していることが実現するという信念を持たせること

著者は外国人の為、書かれている”励ます”は、
日本人には、木端恥ずかしくてできそうにないものも結構ありますが、
自分自身を変えるきっかけと思って読んでみるといいと思います。


元気がでるメッセージを送る
   飴玉をあげる(これ、会社でやってます) 
     「あなたのような素晴らしい人が身近にいることを嬉しく思います」(これは、日本人には無理)
美しい贈り物をする小さな花束や一輪に花
    相手を良く見てからしましょう。わが社だとセクハラかも。
ピンチのとき、そばにいる
  単刀直入に「私にできることはありますか」と訊く。(これは、いい言葉だな)
努力をねぎらう
  何かに賞状を贈る。私はあなたの努力を見てましよと伝えることが大事。
相手をがっかりさせることをしない
  自分の悪い癖を反省し、それを変える意志があることを示し、
    変化を起こして誠意が伝われば相手に大きな励みになる。
話を聞いてあげる
  自分が話す分の少なくとも2倍は聞くことに費やすつもりで、
    「もっと話してもらえないでしょうか?」「私があなたのためにお手伝いできることはなんでしょうか?」
自分の間違いを認める
  相手のアイデイアの長所を指摘する自分の間違いを認める相手のおかげで良い結果が出たことを認める。
  それが、相手の存在価値を認めることになる。
そっと寄り添う
  相手に話させることだけでなく沈黙させてあげることも重要だ。
  静かな聴き手になり、相手の孤独を癒してあげること。
こちらから会いに行く
感謝の手紙を書く(時々実践していますが)
  人間関係を発展させる最高の方法の一つは絶えず相手に感謝の気持ちを伝えることである。
  「一緒にお仕事させて頂きあり難く思っています」
    かかりつけの医者、学校の先生、行きつけの店の店員、地元の警察や消防署の人へも。
ポジティブな話をする。
  自分がどうやって立ち直ったかを話そう。
    元気が出る話、明るい笑顔、ポジティブな展望は人を励ますことができる。
味方になる
  友人が罪を犯したとしてもその人の味方になって支持しよう。(かなりハードルが高い)
    「確かに友人には欠点があります。しかし、それは、誰でも同じです。
     この人が罪を犯したとき、私は支えてあげようと思います。私自身が失敗した時周囲の人に支えてもらったように」
  友情は、盲目である必要はないが強固でなければならない。
より多くの支援を得るのを手伝う
  自分にできることをし、自分にできないことは別の人の助けを求めよう。
相手を見捨てない
  定期的に連絡を取る頻繁に訪れる誠実な気持ちで電話する。
あなたのそういうところが好きです
  誰でも少なくとも一つは魅力的な特徴を持っている
  「いい笑顔ですね」
  身についているものをほめる
  「いいネクタイですね」
  相手の性格や雰囲気をほめる
  「いつも堂々としていますね」
  イメージチェンジした人には
  「おしゃれなネイルですね」
ありがとう(を伝える)
  具体的に。すぐに言う。本心から言う。
  「あなたがしてくれたことに心から感謝します」「いつも、美味しい食事を作ってくれてありがとう」
素晴らしい(心を込めて)
  「感動しました」「受賞おめでとう」
あなたのことを思い出しました
  「あなたにぴったりの言葉をみつけました。」とメッセージを送る。
  「こんな面白い記事を見つけました。ご覧になりましたか。」
あなたならできます
  「あなたの性格はこの仕事にぴったりです。」
あなたの優れたところは・・・です
  相手の適性長所、対人能力、生活態度を把握しよう。
あなたを許します
  「私はあなたを許します」
  人は、許してもらえると自由になれる。許してもらえると自分を取り戻すことができる。許してもらえると心が癒される。
あなたが好きです
  私があなたを好きな100の理由をノートに書いてみる。
    「わたしはあなたの笑顔が好きです。「あなたのユーモアセンスが好きです。」
もうすぐいいことがあります
  素晴らしいことが日常生活の中に起こっている。「美しい日の出」「尻尾を振る子犬」「近所の美しい花壇」
すぐそこに出口はあります。
  大きなストレスの中にいる人には、出口は近いと励まそう。
  「今からでも変化を起こすことはできる」「あなたには変わる力がある」
あなたはかけがえのない人です
  あなたの代わりはいません。


見開き2ページに1つの言葉が説明してあり、簡単に読むことができます。

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『自分を超える法』

自分を超える法   自分を超える法
   (2011/07/23)
   ピーター・セージ

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人間行動の裏には「6つ」の理由があると定義しています。

1.安定感:安定したいという欲求
2.重要感:価値がある存在でありたい。自分は特別でありたいという欲求。
3.不安定感:変化がほしいという欲求
4.愛とつながり:愛されたい。誰かとつながりを持ちたいという欲求。
5.成長:成長したいという欲求。
6.貢献:何かに貢献したいという欲求。

多くの人の世界観がこの6つの欲求が、1~6の順でプライオリティ付されていると書いています。
それは弱々しい世界観であるともいっています。
自分を変えて自分自身を超えて変化していくためには、
この世界観をより力強いものにしていく必要があると述べています。

そのため6つのプライオリティ順を、

  成長⇒貢献⇒不安定感⇒愛とつながり⇒安定感⇒重要感の順

変える価値観を持つよう進めています。

成長と貢献が満たされれば安定感と重要感も満たされるという図式だと思います。

他者への貢献を自分の信条の柱とする考え方は、
こういった欧米の成功を説く本に共通して言えることですね。
日本にも同様の考え方で成功を説く本があるが、これらの焼き直しかなと思います。
でも日本のものは、仏教の教えを基にしたものかもしれませんね。(詳しくないので)

成長したかどうかは、世の中にどれだけ貢献したかの度合いで測れるとも述べています。

また成長するために唯一の方法は、チャレンジすること。
自分に負荷をかける必要があるとも書いています。

これらのことから、この著者はかなり若いが、
上手くやるノウハウを伝授しているわけではないことが分かります。

貢献していくためには自分の損得を考える内向きの焦点ではなく
外向きの焦点を持つことの大切さを説いています。
どうすれば自分が得できるかではなく、どうすれば価値を提供できるかを考えること。

ただ、彼は注意点として、特に日本人に対して次のようなことを書いています。

「外へ関心を向ける」真の動機が貢献したいという思いではない場合がある。
その根底にあるのは「恐れ」からの場合があり、注意が必要だ。

「拒絶されることへの恐れ」から、
「相手のためになにかをしてないと、いつ嫌われるかわからないので怖い」という恐れです。
この「恐れ」が根底にある場合は、「役に立ちたい」という
気持ちがないわけではありませんが純粋ではありません。
貢献という建前のもと、「立派な行いをしている」と自分にも言い聞かせていますが、
本当は「立派な行いをしなかったら、自分が拒否されるかもしれないということを恐れている」のです。
みんなのためになることをしているのだから嫌われるはずがない」と忙しく
立ち回るのですが、「嫌われるのを恐れている」ため、心が満たされることはありません。
それがパターンとなり、「真の問題(拒絶への恐れ)」が覆い隠されてしまうのです


これは、とくに、「日本人」に多い傾向でしょう。
自分がそうなっていないか「チェック」する必要があります。

この文章を読んで、自分自身の心を射抜かれたような感じでした。
全ての行動が当たっているとは思いませんが、
心の中には、相手に拒絶されたくないので、善い行いをして見せている部分があると思います。
日本的に言えば「偽善」かもしれません。

偽善も100回重ねれば真の善になるかもと、
あまり深刻には受け止めないようにしていますが、
少なくとも「チェックは必要だと思いました。
 
以上

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WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う   WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う
   (2012/01/25)
   サイモン・シネック

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==2012年8月11日 読了==

企業活動を率いるリーダーは、”WHY”から始めることで、周りをリードでき、成果を収めることができている。

WHY→HOW→WHATと考えていく”ゴールデンサークル”を描いて仕事に取り組むことを、
アップル、スタバ、サウスウエスト航空などを事例に説明している。

WHYから始めなければ、市場は受け入れてくれない!

つまり、”何故、何の為に、それをするのか、それを造って市場で販売するのか?
これが曖昧であれば、市場に受け入れられる革新的なモノやサービスを提供できない。

アップルは、機能の優れた商品を開発できたから市場で販売しようとしているのだはない。
それは、単にモノ”=WHAT”を提供しているだけだ。
アップルは、新しい価値観を持った新しいライフスタイルを実現するために=WHY、
商品(WHAT)を提供しているのだ。

多くの企業やリーダーが、WHATを提供することのみを追いかけており、
真に市場に受けいれられる革新的な価値を提供できていないと言っている。

WHY=何故、私たちはそうするのか?これをしっかり示せる者が、

インスパイア型リーダーになれるということ。


自分自身の仕事の”WHY”を新ためて考えてみようという気になりました。


この本は、隣の職場の幹部社員の方から”献本”頂いたものです。
私が、細々を”読書会”をしていることをご存じだったので、読み終えたこの本を提供くださいました。




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ジャンル : 本・雑誌

『Good Luck』

Good Luck
  Good Luck
  (2004/06/22)
  
     アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ペス 他
  

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== 読了日 2012年04月15日 ==

4月の良く晴れた休日の午後に、近所の小さな図書館の閲覧室で、一息に読み切りました。

ひょんなことから、この本を読むことになりました。

自分が読んだ本の中に、会社で自分が大切に思っている人の支えになるかもと思った本があれば、
「この本、読んでみたら。」と、おせっかいにも進めています。
(自分が大切に思っている人=ほとんどが若い方で、これから成長していこうと頑張ってる人)

そんな中で、会社の若手女性社員に、「しあわせ読書のすすめ」という本を紹介し、お貸ししていました。
職場で、日々頑張っている彼女に、自分を見失わないでほしいとの”老婆心”から、進めました。
「しあわせ読書のすすめ」は、いろんな立場にある女性の悩みや不安な心に、
そっと手を添えて支えてくれそうな本が紹介してあるものです。

本をお貸しして、一週間ぐらいした日の昼休み、食後の散歩をして戻ってみたら、
自分の机の上に、見慣れないカワイイ包みが置かれていました。
思わず、相好を崩してしまいました。
”誰かからの素敵な贈り物”と直感したからです。

中身は、先日お貸しした本と、この本を読んだ感想文が入っていました。
そして、もう一冊本が入っていました。
その本が、この「Good Luck」でした。
感想文は、直筆でした。それ自体が、とても新鮮でしたし、読んだ本の中に、
彼女の心に留まる内容があったようなので、少々嬉しくなりました。
その”感想文”の最後に、私にこの本を読んでみてくださいと書かれていました。

この「Good Luck」は、その女性社員が14歳の誕生日に、友人からプレゼントされたものだそうです。
その本の内容に感動しただけでなく、自分のことを思って、本をプレゼントしてくれた友人の
相手を思いやる心に強く打たれ、自分もそういう人間になりたいと思ったそうです。
そういった、”人々の思い”に包まれて、この本が、私のところにやってきました。 
 
話のテーマは、
  「運と幸運」の違いは何か?
  「幸運」を手にするために、どう生きていくことが大切か?に気づくことです。

本の内容は、次のような構成でしたす。
再会した2人の男がいた。一人は成功し、一人は人生に行き詰っていた。
成功した男は、もう一人の男に、自分を成功に導いた”寓話”を話して聞かせる。
その”寓話”は、幸せになれる魔法のクローバーを探す二人の騎士の話です。

その2人の騎士の行動の差から、「幸運」を手にする大切な考え方や行動が何かを伝えようとしています。

「幸運」は、自らが”下ごしらえ”をしている者のところにやってくる。
運を期待してさまよっているだけの者には、幸運はやってこない。
幸運が訪れないのは、自らが”下ごしらえ”をしていないからだ。
常に謙虚に周りの意見に耳を傾け、正直に、疑わず、今自分にできることを、
先延ばしせずやり切り続ける者のところに、幸運はやってくる。
誰のところにも、同じように運がめぐってきている、
それを確実に活かし、自分の手で「幸運」を作り出せるかは、
日々準備=”下ごしらえ”をしているかどうかで決まる。
これが、話の主旨でした。
 
話の中に出てきた大切な言葉と感じたことを書い置いてみました。

・「誰もが幸運を手にしたがるが、自ら追い求めるのはほんのひとにぎり。」
 いざ、幸せになれる魔法のクローバーを探しに行こうとしたとき、その困難さの為、多くの者がしり込みをしてしまう。
 「宝くじ当たらないかな」と言いながら”運”が自分に舞い降りるを待っているだけの
 愚人が多く、自ら目標を持ち行動する人が如何に少ないかを言っています。

 ここでは、「幸運」という言葉ですが、他の”なにか大切なもの”についても同様だと感じました。
 例えば、「愛(恋愛だけでなく)」、「友人」、「信頼」、「絆」などに関して、自分から踏み出し、
 行動できている人は少ないと思います。
 なぜだろう?手間だから?それともそれを手に入れる方法を知らないからか?
 いや、きっとその両方だろうと思いますが、
 この本では、そういったことは、そんなに複雑なことでないことを教えてくれています。

・「なにか新しいものを手にするには、新しいことを自らしなくてはならぬ。」(P38)
 (幸せになれる魔法のクローバーは)土のせいで育たぬのだから、土を替えることだ」
 
自らが、何もせず”何か新しいことが起こることを多くに人が期待しています。
 この言葉は、自らを鼓舞することの大切さ、勇気を少しばかり持つことを後押ししてくれます

 同じような意味の言葉を20世紀最高の科学者アインシュタインは、
 「同じやり方をして、違う結果を得ようとするなんて、気が狂っているとしか思えない」といっています。
 科学者的見地からの言葉かもしれませんが、我々の日常行動に反映できる言葉だと思っています。


「幸運が訪れないからには、訪れないだけの理由がある。 
      幸運をつかむためには、自ら下ごしらえする必要がある。」

 「幸福」を得るために、準備しておくこととはなにか?
 この寓話ではクローバーが生えてくる土を”下ごしらえ”と表現しています。
 
 人生において”下ごしらえ”とは何か?
 日々の自分の生き方そのものに目を向け、自分が目指すもののために、
 なにができるかを考え、それを地道に準備しておくことだろうと思います。
 それが何なのかは、人により目指す「幸福」により違いがあるでしょう。
 もし共通部分があるとするなら、「心」の持ち方かもしれませんね。
 障害や苦難に簡単に”折れない心”を持っておくこと。
 自らをおとしめることなく”自己肯定感”をしっかり持っていることなどが、
 下ごしらえをする心には、必要だと感じました。

「欲するばかりでは幸運は手にはいらない。
  幸運をよびこむひとつのカギは、人に手をさしのべられる広い心」
 森に住む水の女神の困りごとを解決することを、自分のことより優先したことで、
 道が開けていくという話となっている。
 実生活で、自分のことより他人の困り事を優先することは、奇特な人と扱われる。
 仕事では、各人の役割が決まっているから、余計に難しいと感じてしまう。

 だから、あまり大きなことを考えなくていいと思います。
 会議室の場所がわからなくて困っている人を見かけたら一声かけるとか、
 自分ができる些細なことから、周りに手を差し伸べることから始めたらいいと思います。

・「下ごしらえを先延ばしにしてしまえば、幸運は絶対に訪れてはくれない。
  
どんなに大変でも、今日できることは今日してしまうこと。」

 この言葉は、「幸運」だけの為でなく、人生を快活に生きるための不文律のようなものですね。

 似たような言葉が、確か「生物と無生物のあいだ」という本の中にもありました。(福岡伸一著)
 「チャンスは、準備された心に降り注ぐ」というものです。
 どちらも、日々の心の持ち方、生き方が、将来を確実に変えると言っています。
 先延ばしにせず、日々できることを積み重ねている者のところにしか「幸運」は、やってこない。
 これは、我々人間と神との約束事の様にも思えます。


「自分の知っていることがすべてとは限らない。
  
幸運をつかむには、あらゆる可能性に目を向けなくてはならない。」

 
一人の騎士は、
しあわせのクロバーのために、「足りないものは他にないか」を、石の母ストーンに尋ねる。
 自らに”謙虚さ”を持たなければ、本当に必要なものは得られないということ。

 自分が知っていることで、全てだと思うことはないが、今以上、他者の声に耳を傾けようとしない傾向は、
 目標が遠いものや、自分の努力では手が届きそうにないもに出くわした時にあります。
 また、同じようなことを繰り返して行うときも、他者に耳を傾けません。慢心、自信過剰、うぬぼれといった
 自分の心を開かない状態にしているんだと思います。
 
 この一節を読んで、頭に浮かんだのは、孔子の言葉です。
 (話が、おやじ臭くなってしまって申し訳ないですが)

 「耳順」という言葉です。
   人の言うことに、心から耳を傾けることだそうです。自分勝手な考え方を卒業し、
   バランスの取れた質の高い考えに到達するためには、”人の言うことに耳を傾けるべきということです。
   この言葉は、孔子の”論語”の中に出てくるものだそうです。
    「子曰く、吾れ
    十有五にして学に志す。
    三十にして立つ。
    四十にして惑わず。
    五十にして天命を知る。
    六十にして耳順がう。
    七十にして心の欲する所に従って矩を越えず踰えず」


・「偶然しか信じぬ者は、下ごしらえをする者を笑う。
  下ごしらえする者は、なにも気にしなくていい。
 地道に下ごしらえをし、幸運を手に入れる準備をしているものを、”笑う者”がいる。
 彼らは、いつか自分に”運”が訪れると考えているから。
 下準備をしているものは、やがてそれが自信と確信に変わっていくため、周りの笑い声が気にならなくなっていく。

 メーテルリンクの「青い鳥」という話が、頭に浮かんできます。
 現代社会においても、「青い鳥症候群」といわれる現象がありますが、この”偶然しか信じぬ者”と
 共通している部分があります。 ”何か今よりいいものが、どこかにあるに違いない” と、
 深い森の中をさまよっているようです。「青い鳥」は、探し求めてもいないとわかっていても、
 誰かがそれを手に入れると、その人の”下ごしらえ”を知らず、”運”が良かったんだと思います。
 この『Good Luck』の中の寓話を理解していない限り、他者を常にそういった目でしか評価できない。
 一方的な、勘違い人間になってしまいます。人の成功(幸運)には、人知れす、その人の”下ごしらえ”が
 あると知るべきですね。それができれば、人を妬むこともなくて済むと思います。


・幸運の下ごしらえは、自分にしかできない。
  幸運の下ごしらえは、今すぐに始めることができる。


 この言葉は、本に最後に出てきます。読者に一番語りかけたかった言葉だと思います。
 自分にしか、「幸運」を掴み取るための”下ごしらえ”はできない。
 
 実は、私も含め、多くの人は、この事に気が付いているはずです。
 都合のいい”運”がやってくることを、期待して気づかないふりをして過ごしているのだと思います。
 その一時一時は、気楽に時間を消費していくことで、人生を浪費していることも分かっているはずです。
 今の居場所の心地よさゆえに、”決意”を先延ばしにして生きている日に、決別する少しの勇気を!

  ”下ごしらえ”とは何か?
  「幸運」をものにするため、何を”下ごしらえ”していたらいいだろうか?
  前段でも、少し書きましたが、人によって具体的な行動は、異なると思います。
  ある本に、「福」は、人との出会いによってもたらされるとありました。
  確か、”「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣”という本だったと思います。
  人に出会うことは、”運”であり、誰にでもやってくることだが、
  その出会いを、活かせる人は、「福」を得ることができるというもの。
  この”出会い”は、新しい人と”出会う”ことだけではなく、既に知っている人との間でも、起こると思います。
  ”心”開き、その”心”を少しずつ成長させている人と、真剣に向き合っていれば、
     ”新しい出会い”がやってくると思います。
  そのための”下ごしらえ”として、素直な心、受け入れる心、学ぶ心、傾聴する心、アサーションできること、
  感動する心、優しいこと、努力する事、折れないこと、続けること、大切にする心、、、
  とたくさん”素材”になるものが あると思います。
  
  あなたは自分の”下ごしらえ”を、なにでしますか?


  この本を、自己啓発本と評価する書評もたくさん目にします。
  ”大人”からは、そう見えるのは、仕方がないことでしょう。
  しかし、本を貸してくれた女性社員が14歳だった時に、彼女にこの本を贈った友人は、どんな人だったんだろうか?
  何を考えていたのだろうか?きっと、人の心を支え、柔らかく心を包む”手”の持ち主だったように思います。
  本を贈ってもらった彼女の心模様を、よく見て、理解できていたんだと思います。
  きっと、14歳の少女が、心を痛め、辛かったことを、察していたのかもしれませんね。
  それを知って、この本を贈れる人を尊敬するし、素敵な人だと思います。 

  14歳で、この本に出会えたことは、「幸運」だったのではないでしょうか。
  そんな本を贈ってくれた人と出会えてことも「幸運」だったと思います。  
  その「幸運」を、受けとるための”下ごしらえ”がその人自身にもできていたのかもしれません。
  受け取ったことは、”偶然”ではないんだと思います。 
  素晴らしい、人達の”思い”に包まれた本だと、改めて思いました。
 
  そして、この本が、私の机の上に置かれているのを見た時の、”直感”は、間違いないものでした。 

  自分が14歳の少年の時に受け取った”贈り物”が何だったかは、到底思い出せませんが、
  この本を”新たな贈り物”として受け取り、
  自分が変わり、生き続ける、地道に努力を積み上げていくことを、
  自らの矜持として生きていきたいと思いました。
 

  以上






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ジャンル : 本・雑誌

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Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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