FC2ブログ

『白き手の哀しみ』 - 渡辺淳一メディカル・セレクションI (中公文庫)

白き手の哀しみ - 渡辺淳一メディカル・セレクションI (中公文庫)白き手の哀しみ - 渡辺淳一メディカル・セレクションI (中公文庫)
(2012/09/21)
渡辺 淳一

商品詳細を見る


表題作「白き手の哀しみ」を読みました。
男性にしかわからない最後の迎え方ですね。
死をまじかに迎えた男性患者さんが、
若い看護婦に手淫を手伝わせ射精して命尽きるというものです。

男性ならば、共感できると思います。
現代でこそAVで、患者さんの手淫を看護婦さんが手伝うという作品はいくつもあるが、
それまで品行方正であった齢60歳の男性が、
死を目の前に迎え”変質”し、想像できない行動として描かれています。

患者さんの行動を”本能”とか”なま”というった言葉で表現されていた。
川を遡上して卵に射精するサケのオスの姿ともオーバーラップさせられていた。

ただ、本能といってしまえば、生臭い感じがしますが、
男性ならば、「そうなるものである」ということに過ぎないのかもしれない。

サケの射精とは、断末魔の行動としては共通でしょうが、
その先に繋がるもの無くてもその行動をしてしまうのは、
男性の”性”だと思います。

私が同じ状況だったら、その”性”に従ってしまうかもしれない。



テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター