FC2ブログ

『現場女子─輝く働き方を手に入れた7つの物語』

現場女子─輝く働き方を手に入れた7つの物語   現場女子─輝く働き方を手に入れた7つの物語
   (2012/12/08)
   遠藤 功

   商品詳細を見る



会社で若手社員の教育をしています。
最近人数が増えている女性社員のキャリアについて考えさせられることがあり、
本屋に平積みしてあったこの本のタイトルが目に飛び込んできました。

本編は、7つの現場で働く8人の女性への著者インタビューという形式になっています。
8人とも現場でバリバリに自分の力を発揮し重要な戦力になっている人たちです。
現在の仕事をすることに対するご自身の信念や女性として苦心した話、
後輩へのアドバイスや女性社員を戦力として考える職場に対する提言もあります。

7つの現場で働く女性たちの考え方と行動力に感心させられます。
彼女達に共通しているのは、”男性には負けないぞ”という考えではなく、
”自分のしたいこと”を男性中心の会社の中で実現していこうという考え方が強いことです。

男性はたくさん会社にいて護送船団的なところもあるので、
自分のやりたいことを主張しなくても仕事が回って来るところがあります。
女性の場合、自分がこうしたいとしっかり主張しないと流されてしまうことがあるように思います。
ここに紹介された人は自己を実現したいという強い気持ちで、周りを巻き込んで成功している人たちだと思います。
当然、そういった意志を持つ女性のキャリアアップに周りが大きくサポートすることが、
仕組みとしても確立されていないといけないと思います。
妊娠/出産/育児を考えたら、男性より早く多くの経験を積ませるというのもなるほどと思いました。


紹介されていた方の中で、気になった方は、私の仕事がメーカーの開発部門なので、
三菱電機の平岡利枝さんのお話でした。
女性の感性て冷蔵庫のヒット商品を手がけられています。
多くの製造メーカーで女性視点や感性を活かすことを考えていますが、
まだ十分な成果が出ていないと思います。
ユーザーが女性という商品を女性視点で企画開発するというのは、理に適っていると思います。

ヤマト運輸の宅配女子の松本まゆみさんのケースもセールスドライバーとして、
現場から生まれるアイデイアを実現していく話です。
本人の強い思い入れに加えて、背中を押してくれる上司がいたことや、
ヤマトホールディングス木川眞社長の「為さざるの罪」という考え方が、
こういった現場の行動を後押ししているのかなと思いました。

職場で、男性も女性も分けへだてなく処遇していますだけでは、不十分だなと感じました。
「組織として平等にやってますよ」だけでは逃げ腰かなと思えてきました。
仕組みとして平等にし、それなりの福利厚生もあるのに、会社から去っていく女性は仕方がないと、、、。

職場の仕組みだけでなく、女性ではどうしても出来ない事を、
積極的にサポートすることを心がける風土になっていくことが大切ではと思いました。

本書の前段にも書かれていますが、
女性を社会の重要戦力として活かしきれない社会組織は先進性を失うことになると。
働き続けたいと思う女性の気持ちとそれを支える職場や社会環境の充実の両輪が必要だと改めて思いました。

おわり

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター