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世の中の意見が“私”と違うとき読む本―自分らしく考える (幻冬舎新書)

世の中の意見が“私”と違うとき読む本―自分らしく考える (幻冬舎新書)世の中の意見が“私”と違うとき読む本―自分らしく考える (幻冬舎新書)
(2011/04)
香山 リカ

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2014年の56冊目です。

香山リカという名前が作家としてのペンネームだと初めて知りました。
その名前を使うことで自分を使い分けているということでした。
確かに香山リカという名前で病院に勤めていたら、そこの精神科は大変なことになっているでしょうね。
勤務医として仕事をするためには必要な使い分けなのかもしれません。

自分の存在意義を確認するのが難しい社会になって、「私」とは何なのかという主題を考えざる得ないということです。
「私はこう思う」という時の「私」とは他者によって形成された存在であるという考え方ある事は認識していました。
”私”は何なのか?それは言い換えれば、何に従って発言し行動し決めているのだろう。
ある時点に、私が決めたことが、普遍的に絶対変わらない判断だとは言えない。
状況や環境が変われば私の判断は変わるのもので、軽々に、「私とはこうであると決めつける必要はない」と
結論付けていると感じました。
臓器提供の意思表示は、いつどんな状態で”私”がした判断なのか?これからも変わらないのか”私”は?

おわり
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『若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか』

若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか (朝日新書)   若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか (朝日新書)
   (2012/12/13)
   香山リカ

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仕事で、若手社員の教育を担当しています。
最近平成生まれの人が配属されてくるようになりました。
「何考えてるのかな?」というか「どうして?」という感じを持つことが多いです。
期待した反応や行動が取れないことにギャップを感じます。
そういったシーンに出くわすことが増えてきており、
彼らの行動の理解の一助となりはしないかと思い読んでみました。

本書の内容は、心理学者の香山リカさんが、
彼女が接した学生を中心にした若者の言動から40個の視点で、
その考え方を分析説明しているものです。

一つ一つの視点での分析と説明はとても分かりやすく納得感の高い内容でした。
実際に接している学生の行動事例などがたくさん載せられていることが要因だと思います。
説明も回りくどくなく簡潔で、学者然とされていないところが良かったです。

ここで紹介される若者のホンネに、個人的に怒りや不満を感じたりはしませんでした。
彼らが自らが望んでそうなったわけではないでしょう。
むしろ社会構造の反映という気が強くします。
若者の問題というよりも今の時代/社会が、
自分たちが若者の時に望んでいた世の中なのかと不安を持ってしまいます。

印象に残った内容として、”コピペ”という項目があります。
ネット上にある知識は公開知であり、
誰でも自由に使って自分の答えにしていいという発想が急速に広がっているという。
自分の子供達にしても、自分の考えや仮設を持たずに(時には自分自身でさえ)、ググっています。
知の衰退か公開知共有化による進化か?

ホンネを知ってどうするか?
この本の中で紹介されているホンネを持つ人の割合が高いということだが、
この多数の若者に、紹介された考え方を一般解として対応するのは、適用性を欠くことになると思います。
相手ときちんと向き合いながら一般解と照らし合わせながら考えていくことが必要だと感じます。

若者の考え方や行動を直接的に働きかけて変えることは難しいと痛感しています。
職場で、多くの若者の変化を期待し行動を後押しする言動をしているが、
”石ころ”と話しているかのような気分になることが時々あります。
そういったことを繰り返して自分の方が参ってしまう前に、
自分の考え方を変える方がベターであることは間違いないのですが、
どう考え方を変えるかの答えは容易には見出せそうにありません。

この本のように特性分析に終始するのならいいのだが、、、、。
生身の”若者”と関わりを深めていくには、
まずは彼らの持つ特性を十分認識し、受容することから始めるしかないと思っています。

おわり


テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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