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『絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法』

絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法   絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法
   (2011/03/01)
   若林 克彦

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ハードロックナットという絶対にゆるまないネジを製造販売している
ハードロック工業社長の若林 克彦の書かれた本です。

実は、2,3年前に購入して20~30ページ読んだ後に積んどく状態にしていました。
再読のきっかけは、職場で若手社員とエンジニアリングスキル向上について話し合う機会があり、
たまたまその場で、本四架橋にゆるまないネジ、ハードロックナットが使われていることが話題になりました。
そう言えばあの本読みかけだったなあと思いかえし、若手社員の手前、
少しはエンジニアリング的なことについても知見を高めておこうと思い直し再読しました。

内容は、ハードロックナット工業社長の若林克彦さんが、ネジ業界で仕事を始めてから、
ハードロックナットという絶対にゆるまないネジを商品として成功させるまでのヒストリーです。
純粋なエンジニアリン的内容というよりも、小さな会社でも、”Only One”の技術に拘った
商品を武器に成功できるというものです。

ご本人のアイデイアのセンスには、ビックリさせられます。
現在の会社創業時には、収益を確保するため、ぺーパーホルダーやタマゴ焼き器などアイデイア商品を造られています。
こういったアイデイアは、技術へのこだわりから生まれてくるのだと思いました。

ハードロックナットというのは、この世界では最上位のネジですが、
その前にU-ナット(いまでも使用されている)というゆるまないネジを考案されている。
U-ナットは発売後好調に売れていくのですが、大きな荷重がかかるとどうしても弛んでしまうという欠点がありました。
一部のユーザーからクレームがあったものの、社内的には少数クレームとして処理し、
このままビジネスを続けていこうとしていた。
しかし、若林さんはそれをどうしても解決したくって、経営方針の違いからとうとう自分が創業した当時の会社を手放して、
新しい会社を作ってしまいます。この新しく作った会社が、ハードロックナットを世に送り出し成功を収めていきます。
少数のお客さんのクレームは、見逃してしまうことが多いと思いますが、
それを解決しようという点に、技術者としての信念や拘りを強く感じました。
それまでの経験に裏打ちされた自信があったと思いますが、
自分が育てた会社を人に譲与してまで、突き進む”胆力”と”何とかできる”という人生観に共感しました。

おわり

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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