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『海の底』 有川浩

海の底海の底
(2005/06)
有川 浩

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あらすじ

有川浩の自衛隊3部作の一つ(塩の街、空の中、海の底)
横須賀基地が一般開放された日に、巨大エビ「レガリス」が、人間を喰うために上陸。逃げ遅れた子供たちを、二人の自衛官(夏木、冬原)が潜水艦内に避難させる。物語は、潜水艦内の子供たちと両自衛官の関係と基地周辺を警備する警察機動隊の動きを制御する人間関係の2つの軸で展開していく。潜水艦内の人間関係は、ただ一人の女の子、森生望と自衛官、夏木の恋心の展開と母親の言いなりに生きてきた悪がきの行動と、心の葛藤が軸。

感想
自衛官夏木とのやり取りの中から、「いつも折れること」で生きてきた少女”森生望”が、自分自身の気持ちを表現する事の大切さに気づいていく展開に、とても共感できました。女子高校生から見た”オトナ”の力を感じました。地上でレガリスを駆除する”明石警部”と”烏丸参事官”に息の合い方が気持ちいいですね。どちらもいわゆるアウトロー的な生き方に彼らの矜持が伺えます。男子たるもの斯くありなんという著者の気持ちが入っているようにも思います。有川浩の自衛隊3部作の登場人物の名前は、「春夏秋冬」になっているんですね。ちょっとした気づきでした。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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