FC2ブログ

貧困の僻地 (新潮文庫)

貧困の僻地 (新潮文庫)貧困の僻地 (新潮文庫)
(2011/10/28)
曽野 綾子

商品詳細を見る

2014年の22冊目です。
著者の曽野綾子さんは、カトリック教徒で洗礼を受けられており、伝統的な保守思考の持ち主だと思います。
その考え方が、色濃く出ています。
「日本人よ、もっとしっかりしなさい。そんなことでどうするの」と叱られている感じがします。
小説よりエッセイのような短文の方が、作家の考え方がはっきり表れますね。
過激な発言もあり、議論を引き起こされたことも結構あるようです。
私も、全ての発言に賛成することはできませんが、、、。

著作は、マダガスカル、インド、コンゴの僻地と呼ばれる地域へ、
実際に足を運び体験したことを基に書かれています。
驚くのは、そのような場所に中高年になってから、出向かれているということです。
普通なら日本人が行かない場所へ、淡々と出向かれ責務を果たされています。

私の親の世代ですが、共感できる部分が結構あるのは、時代が数十年前までは、
過去から同じような価値観で流れてきからだと思います。
逆に言えば、ここ数十年で、人間の価値観とそれに基づく行動様式が、
様変わりしているということだと思います。
曰く、「今の日本の問題は、誰もが一斉に幼児化していることだ。」

また紹介されている聖書の一節に、自分の心情が重なります。

死生学を提唱しているアルフォンス・デーケン神父の言葉が紹介されていました。
「人間の最期に必要なのは許しと和解だ」と。う~ん、最期が来る前にそうありたい。

おわり

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター