『日輪の遺産』


2016年、20冊目です。

浅田次郎の初期の長編小説です。
秀逸な作品だと思います。
太平洋戦争末期のポツダム宣言受諾の時期から始まる物語が、
長い歳を経て、戦争経験の無い世代の人間と接点を持ちます。
2つの時間軸で物語が展開していきます。

日本を再興させるための軍の財産を山の中に隠すために動員された
女子学生たちの姿と彼女らとその後の日本の両方を憂う人間たちの苦悩が描かれています。
彼らの残したものを知ることになった2人の戦後生まれの男たちは、
それぞれが抱える問題の中でやはり苦悩しています。
2人自身の再興のとも交わりながら物語は進んでいきます。
少し長い小説でしたが、ストーリーにも興味を失わず読み切ることができました。

追記
私は観たことはありませんが、この作品は、映画になっているようです。
基本、小説の映像化されたものは見ません。
作家の意図とは違う、映像製作者の意図がそこに加わってくるので、
自分で原作を読んで、感じることでいいと考えています。

おわり

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

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職業 サラリーマン
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