『ブラフマンの埋葬』




奇妙な動物「ブラフマン」と私の生活ぶりが描かれている作品です。
例によって、その舞台がどこなのか?日本?フランス?書かれていません。
また、登場人物にも名前がありません。
僕は”創作者の家”の管理人、碑文彫刻家、雑貨店の娘、ホルン奏者、、、、。
これらが透明感のある作品を演出しています。
解説を読むと、この作品は、著者がフランスにイベントで招かれた時に、発想を得たとのこと、
古代墓地、石棺などは南フランス地方を念頭に書かれているようです。
でも、少々外れていると思いますが、私は、この作品の舞台が、岡山県の倉敷市の南端、
鷲羽山当たりの風景に思えてなりません。
作品中の古代墓地の描写や川に棺が流されてくる描写が、自分が幼児の頃に、
家族といった鷲羽山のごつごつした砂の斜面やそこから見えた海の印象と重なったような気がします。
私はフランスに行ったことがありませんから、自分の経験値の中から作品の舞台を想像したので、
実体験の記憶と結びついたのだと思います。
著者が全く意図しない作品の舞台を読者が想像するのは、
やはり著者の意図なのかもしれないなと思います。

おわり

2016年、43冊目です。

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

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トホトホWALKER

Author:トホトホWALKER
性別 男性(家族有)

職業 サラリーマン
居住地 西日本の地方都市

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